Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
事体、蛇よりは欧亜諸邦の毒竜の話に極めて似居る。例せばペルシアの古史賦『シャー・ナメー』に、勇士サムが殺した竜は頭髪を地にいて山のごとく起り、両の眼宛然血の湖のごとく、一たびゆれば大地震動し、口より毒を吐く事洪水に似、飛鳥竭き、奔獣尽き、流水よりを吸い、空中より鷲を落し、世間恐怖もて満たされ、一国のために人口の半ばを喪うたと吹き立て、衆経撰『雑譬喩経』に、昔賈客海上で大竜神に逢う、竜神汝は某国に行くかと問うに、往くと答えると、五升瓶の大きさの卵一つを与え、かの国に行かば、これを大木の下に埋めよ、しからざれば殺すぞという。恐ろしくてその通り埋めてより国中疫病多し、王占いてかの蟒卵を掘り出し焼き棄てると疫が息んだ。後日かの賈客、再び竜に逢って仔細を語ると、奴輩を殺し尽くさぬは残念というから、その故を問う。我本かの国の健児某甲だった。平日力を恃んで国中の人民を凌轢せしも、一人としてわれを諫むるなく、為すがままに放置いたので、死後竜に生まれて苦しみ居る故に、返報に彼らを殺そうとしたのだといった。また、舎衛国に、一日縦横四十里の血の雨ふる。占師曰く、これは人蟒が生まれた