Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
ここに一言するは同姓婚と母系統は必ずしも偕に行われず、しかしフレザーが言った通り、母統を重んずるよりやむをえず同姓婚を行う場合もあるに因んで、一緒にその事どもを述べたので、両つながらそれぞれ歴とした訳があり、決して無茶苦茶な乱風でない。さて上に引いた至親の同姓婚を畜生が慙じて自害自滅したのが事実ならば、ある動物に羞恥の念ある証としてすこぶる有益だが、これを例に採ってことごとく同姓婚を行うた古人を畜生劣りと罵るべきでない。既に挙げたヘラクレスのごとく自分の血統を重んずる一念よりかく行うた者ありて、自分の血統を重んずる一事が人畜間の距離絶大なるを示す所以だから。
『大般涅槃経』に馬獅の臭いを怖るといい、『十誦律毘尼序』にはその脂を脚に塗らば象馬等嗅いで驚き走るという、ラヤード言う、クジスタンの馬獅近づけば見えもせぬに絆を切って逃げんとす、諸酋長獅の皮を剥製し馬をして見狎れ嗅ぎ狎れしむと。菅茶山曰く狼は熊に制せられ馬を殺す、しかるに熊は馬を怖ると(『筆のすさび』五一章)。馬また象と駱駝を畏れ(ヘロドトス、一巻八十章、テンネント『錫蘭博物志』二章参照)、蒙古の小馬や騾は太く駱駝を怖れる故専ら夜旅させ、昼間これを駱駝のみの宿に舎す(ヘッドレイ『暗黒蒙古行記』