Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
シェフネルの『西蔵説話』に大古湖畔にヴィルヴァ樹の林あり、中に六つの兎が住んだ、ところが一本の木が湖水に陥って大きな音を発すと兎ども大いに懼れて逃げ走る、野干これに逢うて訳を聞くと大きな音がしたという、野干大いに懼れて逃げ走る、猴これに逢うて大音したと聞きまた逃げ出す、が猴に逢い野猪が※(「鹿/章」、第3水準1-94-75)に逢い、次は水牛、次は犀、次は象、それから熊縞狼豹と、いずれも出逢い次第に大音したと聞いて逃げ走る、虎が豹から訳を聞いて逃げ走る途中、獅が虎から伝え聞いて山麓まで逃げ去った、そこに王冠のごとき鬣を戴いた獅王あり、逃げ来った獅どもに向い汝ら爪も牙も強きに何とてかく見苦しく敗亡するぞと問うと、獅ども大音がしたと聞いた故と答う、獅王その音はどこでしたと問う、獅ども「一向存じません」、獅王「白痴奴確かにどこで大音がしたと知らずに逃げる奴があるものか、そんな事を全体誰に聞いたか」、獅ども「虎の野郎が申しました」、獅王虎に追い付いて尋ねると豹に聞いたという、豹に尋ねると縞狼それから熊それから象犀と本元を尋ね究めて終に兎に尋ねると、我ら実際大音を発する怪物を見た処へ案内しようと言うた、そこへ往って見ると何の事はない樹が水に落ちたのと判ったんでこんな事に愕くなかれと叱って諸獣一同安静た、爾時神偈を説い