Classici giapponesi con furigana
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
Leggi 南国太平記 (なんごくたいへいき) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 493.291 caratteri · 991 schermate
巷の音
「そうだ。断の一字あるのみ」
「断の一字あるのみ」
英雄胸膈非無策
当見、赫々邦家新
「新七、うまいぞっ」
「ちぇすとう」
勿言大業機未到
精神一発起皇風
況又大勢由人事
宜将一死先群雄
「然り然り、ただ一死を以て、天下に先んずるのだ」
「まず、奸賊を倒して、吾が藩国を浄め、次に、王事に任じて、皇運の挽回に従うべし。益満、舞えっ、益満」
益満は、柱に凭れて、笑っていた。そして、側の、平野国臣に
「この元気が無うては、何事も出来んが、この元気のために、事を誤るものも多いでのう。斉彬公が又、鬱勃たる大勇を、深く蔵して発せられん方ゆえに、この元気を利用もしたいし、斉彬公の御意に反くこともできぬし、ここをうまく操るのは至難の業でのう――ただ、西郷吉之助と申す者が、ややその器であろうか――御存じか?」
「名を承わっておるが――」
「一度、お逢いになるといい」
女中が、益満のうしろに来て
「仙波小太郎様が、お見えになりました」
と、云って来た。
「下の部屋へ――」
「同志か?」
「例の、牧を討とうとしておる男だが――」
「牧は、未だ討てんか」
「いや、近々、討てる。この近くにおるらしいから、暫時、御無礼」