Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
Leggi 南国太平記 (なんごくたいへいき) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 493.291 caratteri · 991 schermate
もし、天下に大難が来たなら、それを防ぐ人材が他に無かったなら、その難に赴く者は誰じゃ。わしの亡き後、わしの志を継ぐ者は誰じゃ。お前達は、わしを、えらいというが、わしは、お前達をえらいと、見ておる。わしの志を継いでくれる者は、お前達軽輩で、お前達が協力してくれてこそ、わしの志が達しられるものだと、わしは、それのみを望みにしておる。わしは、多くの事に、ただ目安を造っておいた。それを成就させるのは、お前達ではないか? 目安を造ったのはえらいかも知れぬ。然し、わしの造ったものは、いつか誰かが造るべき――つまり、天下の勢いの赴くところ、赴く点に置いた目安で、わしが造らずとも、誰かが造るもので、決して、わし一人の力が、天下を導こうとするのではない。お前達、わしが、廟堂に立ったからとて、この徳川の頽勢を盛り返し、尊王論を絶滅できると思うか。又わしの志す、富国強兵の策は、幾度も申す如く、理化学の道じゃ。無より有を生ぜしめ、古陋を捨てて、新鋭につくの法じゃ。この道こそは、協力一つ。わし一人の力で、何んともなるべきことではない。調所も協力してくれた。久光も、してくれた。