Classici giapponesi con furigana
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
Leggi 単独行 (たんどくこう) di 加藤 文太郎 (かとうぶんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.799 caratteri · 222 schermate
これがため芦峅の案内の人々や、その他多くの人に誤解を受け非難されました。お詫びしなければなりません。
三日の朝は霧が掛っていましたが、非常に明るいのでどうやら良くなりそうだと思って劔沢に向いました。室堂から東へ辷って谷に下り、それに沿って行きました。雪が少ないためかところどころ水の流れが見えます。霧はすぐ晴れて快晴になりました。雷鳥沢の南側の尾根を登りましたが、意外に高いところまで粉雪が積っていました。乗越は強い風が吹いて、西の方は弥陀ヶ原までよく晴れていますが、黒部谷は雲が一杯詰っていて、鹿島や五竜が真白い頭をちょっと出しているだけです。また早月にも雲があってときどき劔をかすめています。劔沢の雪はクラストでした。ちょっと下って劔沢の小屋を見出したときはほんとに嬉しかった。小屋の中に入ってみると、あの人等はストーブを囲んで愉快そうに話をされていました。僕がちょっと挨拶すると、昨日君が一ノ越を登っているのを見てみんな心配したぜ、あんなにお天気が悪かったんだからねと言われました。僕が、今日みんなで劔にお登りになったらどうでしょうと言うと、今日は風が強いから駄目だと言われました。