Classici giapponesi con furigana
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
Leggi 単独行 (たんどくこう) di 加藤 文太郎 (かとうぶんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.799 caratteri · 222 schermate
劔岳
天候は一番悪いときだったが、まず二日に一日は山に登れると思った。しかし完全に晴れた日は、僕のいた二月八日から二月十五日までのあいだに十二日の一日だけであった。狩野様は鹿島岳の奥が晴れると快晴になると言ったし、大町あたりの笛や鐘の音が聞えると天候は崩れるとも言った。鹿島岳へ入った凄い連中の話を聞いただけでも来た甲斐があった。
劔岳
昭和六年二月二十七日 快晴 室堂午前七・〇〇 雷鳥沢八・〇〇 別山乗越一〇・〇〇 長次郎谷の下一〇・四〇 長次郎谷の上午後三・二〇 剱岳四・二七零下十三度 長次郎谷の上五・〇〇 長次郎谷の下六・一〇 別山乗越九・二〇 雷鳥沢一〇・〇〇 室堂一二・二〇
室堂から雷鳥沢までは去年と同様、室堂の東側を下って谷伝いに行った。雷鳥沢は右側の尾根を登ったが、途中までうまく谷へ入らぬと雪のかたいところがあって困る。別山乗越の小屋はすばらしそうだが、芦峅の人夫を連れないと入れぬらしい。劒沢は傾斜はゆるし、雪はよし、スキーの下手な僕にも愉快に滑れた。三田平にはまた小さい小屋が建ててある。その東側にちょっと離れて六字塚が雪に半分ほど埋れていた。