Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
エッたって云いやんすから、跡で聞いたら妹脊山の狂言だッて」
角「はい、碌に構えませんでハア、家のお爺さんは居やんすかなア」
婆「へい、居りやんす、新田の角さんが来やしたよ」
爺「へい、あんた無沙汰をしやんした、あんたに見せべえと思っていた青爪で、三歳五ヶ月になる馬で、いゝ馬だ、今見せるから待って下せえ」
角「あゝ馬かえ」
爺「マア物を見なせえ」
と云いつゝ引出して来たのは実に駿馬ともいうべき名馬で。
角「やア、いゝ馬でがんすなア」
爺「あんた、此の馬は実に珍らしい馬でね、えら一つ起して、嚔一つした事がねえ、どんなに引いて引まわしても、足に血溜一つ出来る馬じゃアねえ、見なんせえ」
角「まア見べえか」
と云いながら歯を見たり爪を見たり、前足を撫でたり、暫く見て居りましたが、
角「こりゃア買いてえねえ、幾許だアな」
爺「五両五粒だッて」
角「高えなア」
爺「高えって五両五粒がものはあらア」
角「そうけえ、己ア今金はあるが、千鳥村へ田地の掛合に来たんだから、田地が売買にならなければ帰りに直ぐ買って往くから、何しろ手附を置いて往くから、馬を置いて下せえ」
と懐から取出す