Classici giapponesi con furigana
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だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
Leggi 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 53.967 caratteri · 109 schermate
「うーん」
「そうだ、クマちゃん、辻艇長の特別スイッチを入れろ!」
「そうだ、アッ、らくになったぞ」
この辻艇長の特別スイッチというのは、辻中佐が、あの火星人の皿のような乗物につけてあるという引力遮断機から思いついた引力滅殺装置で、それが宇宙服にもつけられてあるのだった。このお蔭で一同は、予定通りの作業をすることが出来た。
貴重物質ムビウム。
この命がけの大冒険をして来た目的の、ムビウム。
そのムビウムは、果して緑川博士の予想通り、この大ムーア彗星には無尽蔵といってもいいほどあるのだ!
*
総員四万名に余る未曾有の大宇宙遠征隊の目的は、ここに半ばを達したのだ。この至るところにあるムビウムを、どんどん採集して地球に持ち帰ればいいのだ。
この分では、最初の予定よりか、はるかに早く帰ることが出来そうである。
――この詳しい珍しい話は、いずれ風間少年たちが帰って来てから、ゆっくりとしてくれることと思っている。
ただ最後に、或る日の朝のラジオニュースのことを伝えて置こう。それは誰でも万歳を叫ぶニュースなのだ。
“大宇宙遠征隊司令艇クロガネ号発。本遠征隊は無事ムーア彗星に到着し、予期に数倍せる貴重物質ムビウムの採集に成功、目下極力帰航中なり。