Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
円盤の中は、まるで、芝居の衣装部屋のようになってしまいました。
そして、ある朝のことです。ぼくが円盤の中のベッドで、目をさましますと、すぐ目の前に、ひとりの人間がつっ立っていたではありませんか。そうです。あのトカゲとコウモリの、あいの子のような宇宙怪人が、この地球の人間に化けたのです。変装したのです。
洋服の上着のせなかにさいくをして、れいのコウモリのはねだけが、そとへ出るようにしてありました。頭には、ソフト帽を、まぶかにかぶっていました。その下に、どんな顔があったと思いますか。あの鳥のような顔ではありません。人間の顔なのです。しかも、その顔が、銀色にピカピカ光っていたのです。
人間の顔とソックリのかたちをした、銀仮面なのです。目のところは、くりぬいてあって、そのおくから、怪物のヘビの目が、きみ悪く、のぞいていました。口のところにも、穴があいていました。両はじがギュッと上にあがった、三日月がたの黒い穴です。つまり、銀のお面が、ニヤリと笑っているのです。いつでも、どんなときでも、笑っているのです。
あとでわかったのですが、その仮面は、顔のまえだけのものではなくて、頭からスッポリかぶるようになっていました。