Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
キラキラ光っているのです。
水谷少年は、ゾーッと、頭の毛が、さかだつような気がしました。そして「キャッ。」と、さけびそうになるのを、やっと、こらえました。
その男の顔は、銀色に光っていたのです。ああ、銀色の顔、ほかに、そんなやつがいるでしょうか。あいつです。銀仮面のトカゲ男です。星の世界の怪物です。
少年は、ネコににらまれたネズミのように、身うごきもできなくなってしまいました。
怪人は、もう二メートルほどのところへ近よっていました。銀仮面の、まっくろな三日月がたの口が耳までさけて、ぶきみに光っていました。なんともいえない、なまぐさいような、いやなにおいが、ただよってきました。
「キミ、ボクガ、ダレダカ、シッテイルネ。シッテイルネ。」
人間の声とは、どこかちがった、へんなことばが、きこえてきました。
「キミ、フルエテイルネ。コワイノカ。シンパイナイ。ボク、ナニモシナイヨ。」
水谷少年は、もう、息がとまりそうでした。
「ココデ、ボクヲミタコト、デパートノヒトニ、イイナサイ。ミンナニ、シラセナサイ。ワカリマシタカ……。サア、イキナサイ。」
怪人はそう言って、水谷少年の肩をグッと押しました。