Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
ぼくは、ここにがんばって、きみの神通力のじゃまをしているんだよ。わかったかね。」
樹上の名探偵は、なぞのようなことを言いました。しかし、怪人には、その意味がわかったものとみえて、きゅうに、あわてだしたようです。そして、いきなり、ゆりかさんを、地面においたまま、その場を逃げだしました。ものをも言わず、ひじょうな早さで、カシの木の下から走りさり、またたくまに、そのすがたは、やみの中に消えうせてしまいました。
明智探偵は、ゆっくり、木の上からおりると、怪人を追っかけようともせず、そこにたおれていたゆりかさんを、だきおこし、ハンカチのさるぐつわをとって、かいほうするのでした。
こうして、ゆりかさんは、たすかったのです。しかし、なぜ、宇宙怪人は、ゆりかさんをすてて逃げだしたのでしょう。星の世界の怪人が、明智探偵を、それほどおそれるわけがあるのでしょうか。じつにふしぎです。さっき、木の上から、明智探偵が言ったことばに、なにか秘密があるのかもしれません。まるで魔法のような力でした。怪人ではなく、ぎゃくに、明智のほうが、魔法つかいになったように見えるのでした。
それから、明智はゆりかさんを、ぶじにおうちへつれかえり、おとうさんや一郎君に、手わたしました。