Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

軍服の少年が、みょうな笑いをうかべて、小林君を、からかうように、言うのです。

「どこだって? やっぱり地下室なんだろう。のぼった階段は、七、八段だし、おりた階段は三十段もあったんだからね。」

「ところが、地下室じゃないんだよ。そのしょうこを見せてあげよう。ホラ、ここへきて、そとをのぞいてごらん。」

少年がゆびさしたのは、大きなガラス窓でした。二メートル四方もあるような、ひろい窓で、そこに厚い一枚ガラスが、はめこんであるのです。まるで、ショウウインドウのような窓です。見まわすと、同じような窓が、部屋の四方についていることが、わかりました。

小林君は、その窓ガラスごしに、そとを見ると、思わず「アッ。」と、声をたてました。窓のそとには、意外なものがあったのです。そこには水があったのです。

「ここは、東京湾と隅田川のさかいめの水の底だよ。先生は鉄きんコンクリートの家をつくって、ここへしずめ、地下道で来られるようになさったのだよ。これは、つまり、水の底の別荘なんだよ。ごらん、きれいだろう。」

ガラスのむこうには、いろいろなもがユラユラゆれて、まるで、ふかいくさむらのようです。