Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

さすがの虎井博士も、つかれきってしまいました。

さっきの鉄の指や、ヤリのほさきは、どこからとびだすのでしょう。小林君は、それを考えてみて、ひとりでうなずきました。コンクリートの部屋のガラス窓から見た、大怪魚には、二つの光る目玉の下に、口のような、穴がありました。あれが、発射口だったのです。あの穴から、鉄の棒や、ヤリが、つきだされているに、ちがいありません。

さて、怪人はどうしたのでしょう。いくらカジをまわしてさがしても、ヘッド・ライトの中へ、すがたをあらわしません。もう、からかうことをよして、逃げてしまったのでしょうか。

いや、そうではありません。しゅうねんぶかい怪物は、もっとおそろしい、いたずらをはじめたのです。

小林少年は、前のほうばかり見ていましたが、その目のすみに、なにかしらモヤモヤと動くものが、感じられました。オヤッと思って、そのほうを見あげると、展望ガラスの天井に、うす黒い大きなものが、くっついていました。ひかりのほうばかりを見ていたので、そのうすぐらいところは、よく見わけられないのです。

展望ガラスに、大きなタコが、すいついたのでしょうか。