Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

しかし、まだまだ、わからないことがありますよ。円盤がにせものだったとすると、北村という青年が、怪人に日本語をおしえた一件は、どうなるのですかね。それから、怪人は海の底を、自由自在に、およぎまわったが、人間にあんなまねができるものですかね。」

「よろしい。それでは、さいごのふたりの証人を、よび出しましょう。」

明智がそういって、あいずをしますと、入口のドアのそとから、ふたりの人物がツカツカとはいって来ました。そのひとりは、平野少年となかよしの、あの科学ずきの北村青年でした。

「北村君、きみがぼくたちに話したことは、みんな、つくり話だったんだね。」

明智がいいますと、青年はうなずいて、

「そうです。ある人にたのまれて、うそをいったのです。しかし、お礼の金に目がくらんだのではありません。わけがあって、ぼくは、すすんで、うそをついたのです。そのわけは、あとでいいます。宇宙怪人にさらわれて、丹沢山へつれていかれたことも、そこの円盤の中でくらしたことも、怪人に日本語をおしえたことも、魔法の鏡で怪人の思っていることがわかったのも、スポイトのようなピストルから、殺人ガスが発射されて、一ぴきのサルが、たちまち灰になったというのも、みんな、つくり話です。