Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほうろうき(しょしゅつ)

放浪記(初出)

林 芙美子

Leggi 放浪記(初出) (ほうろうき(しょしゅつ)) di 林 芙美子 (はやしふみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 103.349 caratteri · 207 schermate

Aozora Bunko

」

昼

黒いボアに頬を埋めて女主人出て行く。

少女が台所で玉葱をジタジタ油でいためている。

「一寸! 厭になっちゃうね、又玉葱にしょっぺ汁かい?」

「だって、これしか当がって行かねえんだもの……。」

「へん! まるで犬ころとまちがえてやがるよ。」

ジロジロ睨みあっている瞳を冷笑にかえると、彼女達は煙草をくゆらしながら、

「助手さん! 寒いから汚ないでしょうけど、こゝへ来て当りませんか!」

何か底知れない気うつさを感じながら、襖をあけると、雑然として前の玄関に、女が六人位もさしあって居た。

こんなにどこから来たのかしら――

「助手さん! 貴方お国どこ?」

「東京ですの。」

「テヘッ! そうでございますの、一寸これゃごまめだよ。」

女達は、ワッハワッハ笑いながら、何か話しあっていた。

昼の膳の上。

玉葱のいためたのに醤油をかけたの、京菜の漬物、薄い味噌汁。

八人の女が、猿のように小さな卓子を囲んで箸を動かせる。

「子供××××××と言って、あいつ一日延ばしに私から金を取る事ばかり考えているよ、そして栄養食ヴィタミンBが必要ですか、奴淫売のくせに!」

女給が三人

田舎芸者が一人