Classici giapponesi con furigana
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
Leggi 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子 (どうじ) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 177.454 caratteri · 357 schermate
人さえ見ればそれに飛びかかり誰いうとなく人鬼だということをいい合いました。人間はどうかわるか分りません。そういう訳でございますから毎年のお斎糧もそれきりにして置いてあるのですが、いまは何を召し上っているかわたくしにもよく分りません。村人の話では、童子の可愛さのあまり、その肉を食うたのだと申しております。
快庵禅師はその話を聞いて、しばらく目をつぶってから、実はわしはその阿闍利に会って来たのだ。阿闍利はもうとくに亡くなっているといった。菊世は驚いてどうしてお亡くなりになられたのですとたずねた。快庵禅師は笑いながらいった。
「この村へ着く前に山越えをして来ると、一軒の寺が見つかり日もくれていたゆえ、一夜の宿を乞うたのじゃ。すると阿闍利がいたがまるでそなたのいわれた通り、炉のそばに坐ったきり動きもしない。その膝の上に一つのしゃりこうべを持ちながら、生きているのか、死んでいるのか分らぬ風情であった。
そのとき、わしは不図童子の着物らしいものを壁の上にあるのを見て、すぐこの阿闍利は童子をしたうて心狂うていたのだなと思うたのじゃ。
わしはこうたずねた。
『阿闍利よ、何を悲しんでいるのだ。