Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Leggi 新宝島 (しんたからじま) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 99.590 caratteri · 197 schermate
僕たちの目ざす黄金の国は、ちょうどこの向岸の方角なんだから……」
例によって考え深い哲雄君が、名案を持出しました。
「アア、そうだね。そうすれば、食料も沢山つめるし、猿や鸚鵡も一緒につれて行けるからね。じゃあ筏をつくることにきめよう」
一郎君が感心したように言いますと、保君も「すてき、すてき」と賛成するのでした。
そこで、その日の午後から、三少年の手で、筏の製作がはじまりました。立木を倒すには、その後沈没船から探し出して来た鉞と鋸がありますので、その鉞を一番力の強い一郎君が立木の根元にうちつけ、保君が鋸を使い、きり倒した木を湖水に浮かべて、それを三人がかりで結び合わせるというわけです。結ぶのに、だいじな麻縄を使ってしまうのはもったいないので、森の中の木蔦のるいを切り取って縄の代りにし、かんじんの部分だけほんものの麻縄を使うことにしました。
そして、その翌日の夕方には、湖水の岸に、大きな筏が、子供の手際とは思えないほど立派に出来上って、浮かんでいました。保君はそれを見て、筏の進水式だといって、大はしゃぎです。
その晩は洞窟の中で眠って、夜のあけるのをまちかねて、筏の上に道具るいのつみこみがはじめられました。