Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.320 caratteri · 398 schermate

Aozora Bunko

又、山中路次通リ、鞠子ノ川端ニ山城ヲ拵ヘ、防ギノ一城有。

名ニシオフ宇治ノ山辺ノ坂口ニ、御屋形ヲ立、ココニテ一献進上。花沢ノ古城、コレハ昔、小笠原肥前ガタテ籠リシ折、武田信玄、コノ城ヘ取懸リ、人数多討タセ、勝利ヲ失ヒシ城也。

山崎ニハ虚空蔵マシマス。能ク尋ネ訊カセラレテ、ソノ日ハ田中ノ城ニ御泊。

次の日の日誌を見ても、

十五日。田中、未明ニ御出立。

とある。

ほとんど毎朝、暗いうちの早立だった。

大井川は、馬で渉った。

それも家康の心くばりで、万一があってはならぬと、川の上下に何百人という人間を並べ、その人垣の間を信長の馬が渉って行く。

大天龍には船橋が架けられてあった。やがて浜松に入る。浜松は家康の居城ではあり、同盟国の城下なので、その歓迎には、領民もあげて祝意を表し、待遇も馳走も、善尽し美尽したものだった。

次の日。吉田泊り。

吉田城の酒井忠次に送られて、池鯉鮒から鳴海へ入った。これまでが徳川領、鳴海から先は織田領なので、ここには織田家の一門が凱旋の主君を出迎えに立っていた。で、徳川家の諸臣は、ようやくその大任を終って、各※(二の字点、1-2-22)、ほっとした面持で引っ返した。