Classici giapponesi con furigana
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
Leggi 日本橋 (にほんばし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.697 caratteri · 177 schermate
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串戯半分そう言って、国手は平気なんだけれどもね。もしか禁厭ならどうしよう、(貴方は担がないでも、荷を見せて可いもんですかってさ、……災難ならせめて半分、私が背負いましょうよ。)とばたすた急いで格子をついて出ると、お前何んだろう……
そらここへ来ているのさ。
羽目を伝わって、木戸へおいでなすったんだわ。私も慄然と総毛だった。
はてな、字が殖えて妙な事が書いてある。前刻見たのは念仏ばかりで、こんなものは無かったって、御覧。」
と云う、南無阿弥陀仏の両傍に、あいあい傘の楽書のように、(となえろとなえろとなえろとなえろ、)と蛞蝓のごとくのたくり廻る。
「国手がね、(何だ、浄土か真宗にも、救世軍が出来たんじゃないか、)って笑ったけれどね、……私はドキリとしたんだよ。仮名の形を一目見ると分った。お念仏を(唱えろ唱えろ。)――覚悟をしろ――ッて謎じゃないか。こりゃ、お前、赤熊の為業だあね、あの、鰊野郎の。」
「まあ、熊兄さん。」
「止しておくれ。」
はたはたと袖を払いて、
「身ぶるいがする。いつかお巡査さんの来なすった朝、覚悟が有って長棹に掛けてから門傍へも寄せつけない。