Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 40.068 caratteri · 81 schermate
六月十三日
それ故時に(それで我々はよいのだ、自然なのだが)官能の憧れを感ず。恋を恋すような心持。(微妙なものと思う。夫婦ならこのように肉親的愛が互の間につよくても官能は存在する。女性同士の間ではそれがない。そこにある自然の動かしがたき力)恋を恋う心を、自分はどのように生かしてゆくか。――何故なら、自分は無条件で恋愛の発展過程を(恋愛、結婚、結婚の解釈)承認出来ず、又所謂モダーンに、現代文明のネゲティブの影響も受けられず、新しき価値を見出さないでは居られぬから。
○仕事二十枚しまう。今度の、圏境の事情はわるかったが本当にたのしみ愛してした。「高台寺」。Yに京都弁をなおして貰う。
六月十三日(月曜)
野上さん来。(これは十三日の分)
久しぶりで愉快であった。もう鼠色の麻の着物、白い帯、黒絽ちりめんの羽織、この頃眼がいよいよわるくものが或距離から二つに見える由、三人歩いてゆくパット六人になる。それが一列になって六人角を曲る、「我思う故に我あり」実にそういう心持がするという話。キューゲルゲンの話、改造の話、その他。Y写真をとる。野上さん、うつしなれず、じき気どり可愛ゆく面白かった。