Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.193 caratteri · 131 schermate

Aozora Bunko

『女性』にやる童話は、どうしても縫とりをするおばあさんだ。おしまいを光彩ある空想に包みたい。その点が未だあいまい。

電気が右手にあり、ペンのかげとなる。よけいに眼がつかれる。十六日に帰ったら早速スタンドを持って来よう。緑のかさはいやになった。私のすきな卵黄色の耀いたのにしよう。

チャイコフスキーの Theme の Variation 10th までありすてきだ。

「寂しき人々」をよんで居る間心に浮んだこと。

最近、N氏から来信なし。自分の心にかかるともなくかかって物足りなさを与えて居る。

自分がN氏に持つ感情はどう云う種類のものか。

N氏は何故いつも大学に手紙を送らせるか。

若し私の手紙を夫人がよまれたら、何と感じられるか。

「野ざらし」を思うこと切だ。

もう、今の自分は、自分の心にあるぐうたらさを知らないふりすることは出来ない。

単純な、よい Friendship に終るかどうかと云うことを、一家族の運命として、考えなければならない。いい気になって、自分の弱小さに目をつぶり、不幸の種を蒔いてはいけない。

やや、消極的な傾向だが、謙虚に自分を顧みて、私のような生はんじゃくな人間は、真個に自分の描くような愛の生活に価しないのだと、近頃思う。