Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.193 caratteri · 131 schermate
八月二十九日
九月一日
九月四日
九月五日
九月六日
八月二十九日(水曜)◎
九月一日(土曜)
東京、横浜、房総の大震災。
九月四日(火曜)
午後四時五十分福井出発
家兄、豊一氏等送ってくれる。
金沢で乗換え、信越線廻り、
切符は大宮迄、川口の鉄橋が落ち、多分徒歩連絡だろうと云うこと。
九月五日(水曜)
午後九時半田端につく。
日暮里で降りようかどうしようか。灯がなくて不安だろう。その他興亢した心持で林町について、門のところで関が椅子に腰かけて居るのを見て、父上かと歓びの叫びをあげた。清、私の手を握り、「如何うだえ?」と云うのに「やっと命をつないで居ると云うばかりよ」と云った言葉忘られず。英男変な、キョトキョトした風で居る。被服廠あとの焼死体の写真を『日日』の号外で見、おそろしくうなさる。
倉知の叔母上、季夫、不幸な圧死をしたことを知る。渡辺仁氏見舞に見えて居た。
本田道ちゃん、大瀧一家やけ出されて居る。英ちゃんの大働きをした話、
九月六日(木曜)
石井、木村四人同胞、その他多くの人々見舞に来た。本田道之の宿の婆さん、来、祖母上の衣類をやる。自分がまだ眼をさまさなかったうち、鎌倉へ自転車で模様を見に行った小南の兄、叔母、季夫の始末の模様、国男の自筆の手紙をもたらして来る。