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Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.193 caratteri · 131 schermate

Aozora Bunko

急に思いついて、水からとり出し、小さい鋏で、チョキチョキとその穢い腐ったようなものを嵌みとって見た。案の定、すぐ下から、鮮やかな緑色が見え出した。此をくれた西村氏も、此那ことをしろとはいわれなかった。どんな植物の本にも書いてない手当の方法だろう。さいと二人で笑い乍ら試して見た。私の常識で行くと、今までの状態が悪くて、不幸に此丈の死物を出してしまった。それ等が外囲の、栄養をとるべき第一の門にあっては、生きるべきものも生きられまい。切って、活々した細胞を、空気と光に当てたら、新しい生活を始めるだろうと云う結論になったのである。少し、斑まだら乍ら、青々とした毬藻を、水の上から覗き、硝子の外から透して見て、私は、稍々すがすがしい心持になれた。一時の、目先きの変化でないように切望する。

後、読みかけの、「母性の復興」を読み始める。著者が、現代の、学校生活万能的傾向を排して居るのは、自分も同感である。自分が僅か五ヵ月経験したコロンビアの寄宿舎生活の不快さが、充分それを、少くとも私には証明して居る。

均等主義も、人性の深刻な淘冶の点から云うと、大きな問題である。