Classici giapponesi con furigana
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あしたはメーデー
槇村浩詩集
槙村 浩
Leggi 槇村浩詩集 (あしたはメーデー) di 槙村 浩 (まきむらこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.095 caratteri · 51 schermate
吹き出ものだらけの
赤ん坊が生まれた!
これが
資本家どもの
政変と陰謀的祝賀と
僕らの次の餅のエピソードとの
起源となったのだ―――
八人に一人づゝ
囚人労働の短縮を申しわたされ
「祝」と書いた餅が僕らに二つづゝ配られた
裾綿のちぎれた赤い筒袖を羽織りながら、みんなはツアーの「恩典」を話し合った
―――八ヶ月………受けるか?
と看守が粉まみれの餅を穴のあいた手套の上え転がしながら尋ねた
寒空のちぎれ目にもっとうまそうな青い雲の餅を睨みつけながら僕は答えた
―――無条件、絶対に! それとも突っ返そうか!
監守はきっと唇を曲げ
後え組んだ腕の間で指をぼき/\鳴らし
で結局
減刑布告と一しょに残された餅は監房の窓に
そして佩剣はひとまわりして遠ざかって行った
僕は
餅をひねりまわし
僕らの労働のはしっくれが、顔中吹き出ものだらけの赤ん坊の名で、有難く却下されてきたのを苦い顔で凝視した
瞬間―――紅白の上に
顔と一しょに
同志林の愛想のいゝふて/″\しさが立ち上がってきた
それは
何物がどんなに重く彼の上にのしかゝろうと
常に愉快なピオニールの餅屋であることのできた、あいかわらずの全農の、同志林だった