Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
橋の上の女 ――銭形平次傑作選2
野村 胡堂
Leggi 橋の上の女 ――銭形平次傑作選2 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.573 caratteri · 178 schermate
お嬢さんに泣かれて神田からやって来ましたが」
「有難うございます。飛んだ我儘を申しあげて、――ところが、宜い塩梅に、与茂吉は、許されて戻りました。娘のことで、主人を怨んでいるというほかには、疑いようはなく、――帰されると直ぐ、お通夜の皆様のお相手をしております」
「――――」
「それは宜い具合でしたが、あとで金杉の竹松親分に聴くと、お六の言ったことが本当だったとわかったそうで」
「お六の言ったこと?」
「与茂吉が縛られて行くとき、――お六が竹松親分を追っかけて、――与茂さんは、昨夜私と逢って一と晩過したから、主人を殺す隙などがあるわけはない――今までそれを言わなかったのは、お互の内証事だし、与茂さんはあのとおり臆病で、きまりを悪がって言えなかったに違いない――と斯う言ったんだそうで」
「なるほど、それは確かな証拠だ」
「あとで、お梅に訊いて見ると、お梅も昨夜お六さんはひと晩自分の部屋にいなかったと言ったそうで」
「――――」
「その代り、金杉の親分は、番頭の勘三郎を縛ってしまいました。勘三郎の荷物を調べると、この間から主人が盗まれたと言っていた五十両の小判が、泥のついたまま、ボロ布に包んで、行李の底に隠してあったんです」