Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あぶらじごく

油地獄

斎藤 緑雨

Leggi 油地獄 (あぶらじごく) di 斎藤 緑雨 (さいとうりょくう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 34.624 caratteri · 69 schermate

Aozora Bunko

のを誇るのが先で、いえ今では柳橋も寂れました、おきんおえいに栄えてそれから二十年というもの、わるくなったとは言う条一昨年迄はと詞杜絶れ、ちょうど私共が両国近辺に居りました頃は、まだ/\話の種も出来ましたが、今では頓と指折ることも御在ません、世のいゝ時には一旦落籍んでもじきまた勤たものですが、当節のように世が悪くっては、芸妓もたいていではないので、落籍んだとしたら容易に出ません、あなた景気が宜くって御覧じろ、老先長い体を端た金に縛られて、見たくでもない旦那の御機嫌を取って居ますものか、訳を知らない新聞屋が、全盛だとか目出度いとか云ますが、落籍の多いのは決して景気のいゝのでは御在ません、いっそ不景気の現象ですと、茶屋奉公の昔から、胸間に欝積した金玉の名論を洪水の如く噴出されて、貞之進はそうかそうかとただ点頭いて居たが、それでも小歌という好児が御在ますと、たった一言其間へ加えて欲かった。

赤縞の二子の前垂を膝の下で引張って、そして右の手でその膝の上をなでゝ居るのがこの女房の癖で、図に乗て弁じ附けられたけれども、貞之進はまだ要領を得ない、もう一転すればと思って、どういう人が重に遊ぶ