Classici giapponesi con furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate
クーパーは、生つばをのんで、なりゆきいかにと見つめていた。
催涙液が空中から降ってきたのは、それから、ものの五分とたたない後だった。
十数台もの飛行機がごうごうたる爆音をあげ、マストにぶつかりそうな低空飛行でとおりすぎたかと思うと、しばらくしてから、待ちにまったさわぎが起こったのである。
砂糖のまわりによりあつまっていたアリの大群の上へ、つめたい雨だれが、ぽつんとおちてきたときのさわぎのように、甲板の上にかたまっていた海底超人たちが、にわかに上を下への大乱闘をはじめた。
上へとびあがる者、走ってえんとつにぶつかる者、組みあったままころげまわる者、まるい頭をまるでふりこのようにゆりうごかす者、――いやたいへんなさわぎである。
さだめし、きいきい声をたてていることと思うが、まどがみな厳重にふさがっているので、クーパーの耳には、なにも聞こえない。
ぶよぶよした坊主あたまの上には、しだいに濃い褐色のきりがおりてきた。
飛行機から放出した催涙液が、どんどんおちてくるのだ。
坊主頭の上には、見る見るくろずんだきたないしみが目立ってきた。醜怪な触手のようなものが幾本となく坊主あたまをさすっている。