Classici giapponesi con furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate
「ぐずぐずしていると、市民がおしよせてくるぞ。かれらはクイーン・メリー号の船員や船客のうらみをはらしたいと、いきりたっているのだ。そういうらんぼうな市民たちにふみにじられたくなかったら、ここでわれわれのいうことをきいた方が賢明ですぞ」
学者たちは、口々にはげしい言葉をロロー殿下になげかけた。かれらは、二度と手にはいらないこのすばらしい研究材料を目の前にして、是が非でも、これを手に入れねばおかぬという決心であった。
ロロー殿下は、じっと直立していた。しかしその大きな球形の頭は、かすかにふるえていた。殿下の心頭に、しだいにいきどおりがのぼってきたのである。
「地上人類たちよ。卿らは、そんなにまでして、余を侮辱したいのか」
「ああ。待ってください、ロロー殿下」
と、長良川博士の声が、学者たちの後から聞こえた。
「おお、長良川博士。余の忍耐力は、もうすでに、役に立たなくなりました。もう、おしまいです。いや、たとえ余がこの上がまんするとしても、わが海底超人一族は、もはやがまんをしないでしょう。それもまたやむを得ぬことです」
「いや、ロロー殿下。もうすこし、しんぼうしてください、わたしはきっと――」