Classici giapponesi con furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate
ひじょうにかたい外壁をもっていると見える。鉄水母は立木をはねとばし、垣をおしたおし、スピードをあげて走りだした。
鉄水母は、潜水艇であると同時に、陸上をはしらせても自動車そこのけの働きをしめすのであった。
怪艇鉄水母は、ロロー殿下と、長良川博士、ドン助教授、三千夫少年の四名をのせて、どこへ走り去ろうというのであろうか。
そのころ、街上は逃げまどう群衆でたいへんなさわぎであった。
一体、なにごとが起こったというのであろうか。
「あっ。来たきた。こっちにもきた」
「それ、そっちへ逃げろ」
「あっ、ばけものだ。わたしの子供をとっていったよ。だ、だれか助けて――」
「ぐずぐずしちゃだめだ。早くにげないと、おまえさんもいっしょにころされてしまうよ」
「いや、わたしは子供をうばいかえすのだ」
そういうさわぎのうちにも、群衆の頭の上から、煉瓦やコンクリートのかたまりが、がらがらと落ちてきた。両がわにならぶ建物は、つぎつぎとくずれおちた。もうもうたる土煙は、すっかり後方の視界をさえぎってしまった。その土煙のむこうには、何があるのかわからないが、そこからは、たえず、人々の苦悶のうめき声と、わめきさけぶ声が聞こえた。