Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate

Aozora Bunko

それだけは確だから。作家の感想ではあるけれど、と評論的骨格の不備について十分認めつつ一言を吐いたりする必要は客観的にもおこらなくなりますから。仕事の範囲のひろまりや成長というもののモメントは大した複雑なものですね。あのとき予定に入れてなかったというのは、何か全般のありようから極めて自然ですもの。ここにあなたが半ば私を励ますように云っていて下さるように、私だけのことではないと思います。それはそうだわ、ねえ。

疲れ、すこしお直りになって結構。やはり初めの間は随分御注意がいります。本当に体の調子に従っておやり下さい。そのことでは私は心から安心して居ります。正に御放念です、それは私の一つの大きい仕合わせですね、よくそう思います。

仕事のこと。きょうはすこしドンタクの日です。二三日息ぬきをして、又はじまり。三十日の日が所得税申告の〆切りで、去年からの収入を思い出してかきこんで、フーフー云いました。去年の五月頃から私の収入はあるようになって来たのですから、金額にすればまことにすこしです。『文芸』のなんか金にしたら何とひどいでしょう、文芸雑誌は相変らずよ、『新潮』