Classici giapponesi con furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Leggi 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.342 caratteri · 389 schermate
と云いながら長持の傍へ寄ると、長持の中でヒーと女の泣声がいたしまする様子。
小「丈助」
丈「ヘイ」
小「長持の中で婦人の泣声がいたすようだが、あんな悪い奴らだから、事に寄ったら女でも勾引して担いで来たかも知れんぜ」
丈「なんとも云えません、ヘイ……この蔦の葉の処が、大きく欠けましたんですから、是だけ何うかしたら直りそうなもので」
小「瓢箪はもう大概にしろ、仕方がないワ、早く此の縄を解いて見ろ」
丈「へえ」
と是から丈助が縄を解き、蓋を明けて見ると、長持の中には一人の娘が縛られて、猿轡と申して口の中へ何か小さい片布を押込み、其の上を手拭にて堅く結り、島田髷はガックリと横に曲り、涙が伝わって襦袢の半襟が濡れて居りまする。着物は黄八丈の唐手の結構な小袖に、紫繻子に朱の紋縮緬の腹合せの帯でございますが、日暮方ゆえ暗くってはッきり様子は解りませんけれども、誠に上品な器量の宜しい娘でございまする。
小「私は通りがゝりのものだが何も心配せんでも宜しい、礼は後でも宜しい……ナニ勾引されたと……成程こういう娘を勾引すような奴だもの、人の物を毀して無闇に打ってかゝる処じゃアない……何しても娘子怪我が無くって宜かった、丈助長持は其処へ捨て放しにして置いて宜しい」