Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十三)青い帯

野村 胡堂

Leggi 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 114.244 caratteri · 231 schermate

Aozora Bunko

平次はガラッ八を試験するというよりは、自分の燃え立つ興味に引摺られるように、こう水を向けました。

「まず第一番に女房のお徳」

「フム」

「こいつは三十八九の火箸のように痩せた女だが、信心に凝ってしまって、主人の重三郎とはどうしても馬が合わねエ」

「なんの信心だ」」

「恐ろしく調法にできた女で、流行りものなら何でも信心する。一としきり笠守稲荷様に凝っていたが、その次は巫女の口寄せに凝って、円山のお穴様に凝って、近頃は近所の不動堂に日参だ。あんなのは鰯の頭だって、お玉杓子の尻尾だって、流行りさえすれば有難くなる奴ですよ」

「主人は黙って見ているのか」

「黙っていないから喧嘩になるんでしょう。重三郎から見ると信心は物入りだから、何べんも止めさせようとしたが、どうしても聴かねエ。もっともお徳は家付きで、重三郎の方が入婿だから、ひどく叱ると、お前の方が出て行け――と亭主へ喰ってかかるんだそうですよ」

「それから」

「隣に住んでいる浪人者の大垣村右衛門、こいつは五十を越した冬瓜のような男だが、不動堂の講中の世話人で、不断から叶屋重三郎を仏敵だと言いふらしている。あんなのはきっと仏様の罰で非業の最期を遂げるに違いない。