Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 114.139 caratteri · 233 schermate
人さらいだって、あれじゃ磨きようがないと、親達が言うんだから嘘じゃありません」
「子をさらっておいて、金にする手もあるぜ、そいつは一番憎いが、――そんな様子はないのか」
「三日経つが、何とも言っちゃ来ません。もっとも揃いも揃って貧乏人の子ばかりだから、一両ずつ出せと言ってもむずかしいくらいで、あんなのじゃ商売になりませんよ」
ガラッ八は大きな手を振りました。
「そこまで気が付けば、あとは俺が行っても調べようはあるまい、――とにかく四宿を堅めて、江戸から持ち出させねえようにするがいい、それから大川筋が一番臭い、船を虱潰しに調べることだ」
「その手配はしておきましたよ、菊坂の富五郎親分が一生懸命で」
「ほかに工夫はあるまいよ、――それから、五人揃えて遠くへ連れて行くのはむずかしかろう。――近所の菓子屋で近ごろ変った客がないか訊いてみるがいい。子供五人音を立てさせないようにしておくには、少しくらいの菓子じゃ間に合うまい」
「ヘエ――」
「何か変ったことがあったら、そっと教えてくれ。いいか」
「ヘエ――」
「お前の手柄になりそうだ、――五人の子供を助けるのは、功徳にもなるぜ」