Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 114.139 caratteri · 233 schermate
三
ガラッ八もさすがにゴクリと固唾を呑みました。お新はもう畳の上に突っぷして、声をあげて泣いているのです。
「どうしたというのだ」
平次もツイ乗出します。
「殺されていたのですよ、――虐たらしく。死骸は五日前に五人の子供たちが見えなくなった、空地の枯草の中に捨ててあったが」
ガラッ八はこれだけ説明して口をつぐみました。そのときお新は涙を拭いて、ようやく口をはさんだのです。
「親分さん、それにまだ妹のお光が帰って来ません。助かるでしょうか」
こんな心配にさいなまれて、お新はガラッ八と一緒に、平次へ縋りに来たのでしょう。
「そいつは気の毒だ、俺の力に及ぶことなら何とかしよう。もっとも、弟さんが帰った晩、すぐ手を廻せば、何とかなったかも知れないが、一と晩のおくれは大変なことになったのだよ」
「私どもの手落ちでございました、親分さん。母もそればかり言って、あきらめ兼ねております」
お新はそう言ってまた泣くのです。
三
平次はすぐ菊坂へ出かけました。現場もよく調べ、御用聞の富五郎にも逢って、いろいろ聴き出しましたが、八五郎が報告した以外には、何の手掛りもありません。
行方不明になった子供は五人、お新の弟信太郎と妹のお光、それに孫吉というのが八つ、三次というのが七つ、お留というのが六つ、いずれも荒物屋の子、駄菓子屋の子、日傭取の