Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 114.139 caratteri · 233 schermate
三浦環に惚れた男
煙草をよす意志の力があったら、世の中のことは何でもできると言われているのは至言ですね。
酒は簡単によせるが、煙草はなかなか止められない。
三浦環に惚れた男
ま、禁酒禁煙の話なぞ、このくらいにして。……十九世紀の終りか、二十世紀のはじめ頃にね、ナポレオンというのは架空の人間だと称えた人があります。
ナポレオンがおったために世界の歴史がひっくり返るような騒ぎをしたのに、それから八十何年もたたないのに、そのナポレオンは架空の人物だと言いだしました。
この筆法で行けば、日本でも西郷隆盛は架空の人物である――といっても成り立たないこともない、理窟からは……。恐らくいつかは、そういうことを言いだすかも知れませんね。
重野安繹という博士は、抹殺学者といわれた人で、この人は歴史上の人物をよく抹殺しようとしたものだ。児島高徳は架空の人間だとか、武蔵坊弁慶は空想の人物だとかいってね。
現に、日本の神代史は抹殺されている。われわれが常識的に知っている人は、いずれもおとぎ話の人間だということになっている始末だから……。
根拠は実にたよりない話なんだけれども……。
たよりないといえば、この間の新聞に、女の落語家が高座で落語をやって、やんやと言われました。