Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控 鬼の面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.082 caratteri · 257 schermate
口惜しがりながらも見過してしまいました。
が、三度目は大変でした。
「わッ、親分、とうとうやって来ましたよ」
ガラ八の八五郎、馬のように泡を吹いて明神下の平次の家へ飛込んで来たのです。
「何がやって来たんだ、相変わらずあわてた野郎じゃないか、盆と正月が一緒に来たって、男の子はそう物驚きをするものじゃねえ」
「驚きますよ、親分、黒雲五人男が来たんだから――」
「何処へ来たんだ、路地なんかで待たしちゃ済まねえ、此方へお通し申すんだ」
平次は八五郎の眼の色の変ってるのを見てわざと落着き払って居るのでした。
「向う柳原のあっしの家ですよ」
「へエ、お前の家へ、そいつは飛んだ御苦労だ、何を盗って行ったんだ」
「お奉行所の手形(門鑑)と、御用の提灯が一と張り、――癪にさわるじゃありませんか」
「そいつは皮肉だな、お前はそれを黙って見て居たのか」
「あっしが居さえすれば、黒雲五人男を数珠つなぎにしますよ。癪にさわることに昨日友達五、六人と川崎へ行って一と晩飲み明かして、朝がけに帰って来ると、大変な騒ぎじゃありませんか」
「怪我は無かったのか」
「お比奈さんと叔母と二人っ切りでしょう、猿轡を噛まされて、押入へ投り込まれ、家中を掻き廻したらしいが、叔母の臍くりなんかには眼もくれませんよ、もっとも二両二分と、穴のあいたのが五、六十枚、竹筒に入れ