Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控 鬼の面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.082 caratteri · 257 schermate
五
こうわかって見ると、お夏の手を経ずに味噌汁の中に易々と毒を入れられるわけで、曲者は朝になってからお勝手に入る必要もなく、大量毒殺が出来ることになるのです。
五
医者の順庵のところに立寄って、何やら訊いた平次は、一気に佐渡屋の店に飛込みました。もう家の中は薄暗くなりかけて、二つのお葬いの仕度にゴッタ返して居ります。
「あ、親分、いい塩梅でした、直次郎の野郎が逃出そうとするので、大骨折で縛って送ったところですが」
「誰が直次郎を縛れと言ったんだ」
「ヘェ、ありゃ下手人じゃ無かったんですか」
「当り前だ、今度は直次郎が殺される番だったのさ、まァいい、直次郎も許せない奴だ、――ところでお六をつれて来い」
「あの女が、まさか」
「人を見ると、一々下手人にするのはよくねえ道楽だ、お六に捜して貰い度いものがあるんだよ」
「ヘェ」
やがて八五郎に引摺られるように、お六は恐る/\やって来ました。
「洗濯物は何処にあるんだ」
「ヘェ?」
「奉公人達の洗濯物はお前が洗ってやるんだろう、何処へ溜めて置くんだ」
「それなら階子の下ですよ」
お六は平次と八五郎を案内して行って、階子段の下から、大きな籠を引張り出しました。