Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Leggi 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) di 山崎 富栄 (やまざきとみえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.997 caratteri · 129 schermate

Aozora Bunko

……………………

はかなさが身にしみてきて

いっそ、と

……………………

苦しみも、佗しみも、悲しみも……

ああ、ひとりしずかにいることの

佗しさ

修治さん!

……………………

エイ、エイ、オウ、ホップ、ホップ、ハッ……

*

*

*

どうにもいたたまれなくなってきて

真暗な夜路を歩いていく

なにか、面影のような

そんなものにでもふれれば、と

お玄関の前に立ってじーっとしてみている

ほの暗いランプが、二つ

灯っている灯は、いらっしゃるしるし

ささやき、もしも?

いや、いや、やはりちがう

奥様と、お客様のおはなしだった

ご免なさい、おくさま

古田さんがお手紙を持ってみえる。

丁度わたしが帰ってきて、これを書いていたところ。

いやよ、いやよ、いやよ。十日もお逢いできないなんて。いやよ、いやよ。

わたし、先に死にたい。ガマンなんかいやよ、いやよ。

*

*

*

羽左さん

泣かせちゃいや

しっかりしてくださいねえ

ちょうどおまえさまの家の前から

帰ってきたらあの飛脚

わたし

ほんとに

もう

おまえさまとは一つわらじの旅の者

どうぞして

早く癒してくだしゃんせ