Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Leggi 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) di 山崎 富栄 (やまざきとみえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.997 caratteri · 129 schermate

Aozora Bunko

十二月六日

五日 よる梅幸

*

*

*

(注・ここに太宰治から富栄に宛てた次の手紙が貼りつけてある)

「アヤマッタ

クスリヲ

ノンデ

マル三日

仮死デシタ。

シッパイ。

字がマダカケヌ。

手が言ウコトヲ

キカヌノデス。

モウ十日

マッテクレ

ガマン」

十二月六日

御返事を出そうとして、封筒に住所を書いたものの、三鷹からではいけないと思い、日曜日に、東京へ出て、そこから投函しようと思っていたら、亀島様がおみえになる。

昨日は面会謝絶で駄目だった由、今日は再度の電報で来られたと――(注・以下四行半抹消されている)

こんな御返事、亀島様に持っていっていただいたら、御不快にお思いにならないかしら、心配。万一どなたかが、ごらんになるかもわからず、あんな科白で書いたのだけれど、でも、深い言葉として読んで下さることを念じています。余り深刻なものは、かえって御心痛が深まること……と思ったので。

それでも、書けぬ指にペンを持たれて、御使いを下さったその御返事としては、随分失礼な文面ではないかしら。

でも、何を書いても、通じるものがあるような気持ちもいたします。