Classici giapponesi con furigana
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ゆきぐにのはる
雪国の春
柳田 国男
Leggi 雪国の春 (ゆきぐにのはる) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.000 caratteri · 266 schermate
古物保存
この意味から言えば、蚤もまた天然無代価の枕時計であって、ただ近世の鶏などと同じく、いささか時間の精確でないのを遺憾とするばかりである。これを厄介者視するがごとき輩は、はたして国民中の零コンマの零々何パーセントあろうか。多数の健全分子、すなわち起きていて少しく眠り、寝ていて少しく起きる必要のある人々にとっては、夜暗にこの類の触覚聴覚の刺激のあるのは、あたかも白日の下に花あり胡蝶あるごとく、むしろ単調生活の芝生における。一種飛び石のようなものである。
しかるにわずかばかり西洋の慣習を学んだ者が、いや鍵を掛けろの壁にしろのと、行われもせぬ旅館改良論を唱えるのは、本末を誤った紋付シルクハットの滑稽で原首相のいわゆる日本の国情に合せざる外来思想の一つである。個人警戒の必要を根絶するか、代表警戒の全責任を負うてくれるか。ないしは人民の過半数を不眠党に編入しえた後でなければ、そんな献策は空想というものである。日本現在の諸制度は、今なおよく寝られて困る人々のために、できているということを知らないか。
古物保存
陸中人首の村長さんは、故千家尊福男に少し似た白髯の翁である。