Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
しらべてみよう。」
小林少年は、井上君にそうささやいておいて、そっと木のしげみに近づき、かさなりあった枝をわけて、その中へしのびこみました。
よく捜してみても、そこにはもう、だれもいません。やっぱり、あいつは、老人に変装して逃げだしたのです。警官のすがたのままでは、気がついて、追っかけられる心配があるからでしょう。むろんこういうときの用意に、しげみの中へ、老人の服をかくしておいたのにちがいありません。
そんなら、警官の服がここに残っているはずだと、あたりを捜してみますと、木のしげみの奥にそれがまるめて、つっこんであるのを発見しました。
ふろしきづつみのようにして、こわきにかかえていた、ガウンのまるめたのも、いっしょにおいてありました。
小林君は、いそいで、しげみをとび出すと、井上君にささやきました。
「巡査の服が残してあるよ。だから、あの老人が二十面相だ。追跡しよう。……もうひとりいるといいな。」
「それじゃあ、ノロちゃんをつれていこうか。」
「うん、それがいい。そして、あとの団員たちには、明智先生に、このことをつたえるようにいってくれたまえ。」
井上君は、すぐそばの草むらにかくれていた、ノロちゃんの野呂一平君を呼び、そこにいたもうひとりの少年に、みんなに明智先生のところへいくように、連絡をたのみました。