Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
きみょうな問答
ほのおにたわむれる怪鳥のなき声でしょうか。いやいや、そうではありません。鳥が笑うはずはないのです。それは、気ちがいのような人間の笑い声でした。ほのおと煙のむこうがわから、なにものかが、人の不幸をよろこぶように、笑いくるっていたのです。
ああ、こののろわれた笑い声には、いったい、どういういみがあったのでしょうか。
きみょうな問答
その夜ふけ、赤堀鉄州老人は、杉並警察署のしらべ室で、署長と、警視庁の中村警部と、二―三人の刑事たちにとりまかれていました。老人は、手足の縄をとかれ、木のいすにかけさせられていたのです。
酒のよいもさめて正気にかえった怪老人は、まるでキツネにつままれたような、とんきょうな顔で、キョロキョロとみんなの顔を見まわしていました。
「きみのうちは、すっかり燃えてしまったんだぞ。いったい、どうしてじぶんの家へ火をつけたんだ?」
杉並署の部長刑事が、老人の顔をのぞきこみながら、おどかすようにいいました。
「火をつけた? そんなばかなことが。……あっ、そうだ。おれは焼き殺されるところだった。おれはだれかにしばられて、ころがされていた。だが、どうして助かったのだろう。