Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
きみ、どうか、かんべんしてくださいよ。」
そういって、いかにもはずかしそうにしているのを見ると、アトリエでろうそくの光をうけて、恐ろしい悪人にみえた顔が、みょうにおどけた、こっけいな感じにかわってきました。
小林君は、なんだか老人がかわいそうになりましたが、どうしても、たしかめたいことがあったので、それをたずねてみました。
「そういえば、ぼくにも、ふにおちないことがあるんですよ。アトリエが火事になったとき、あんたは、よいつぶれたまま縄でしばられていた。ぼくは、よろいびつの中にいたので、だれがしばったかわからないのです。まさかじぶんで、じぶんをしばったわけではないでしょう。だれがしばったのか思いだせませんか。」
すると、老人は頭をかいて、
「じつにだらしのない話だが、わしは、なにもおぼえていないのです。寝ている間に、だれかにしばられてしまったのです。」
といったまま、考えこんでしまいました。
そのとき、さっき出ていった刑事が、木の宮運送店の店員をつれてはいってきました。
「きみにあの木箱の配達をたのんだのは、この人ではないかね。」
部長刑事が、店員を老人の前に呼んでたずねました。