Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
「ちがいます。やっぱり白いひげをはやしていましたが、この人とはちがいます。」
店員は、一目見て、きっぱりといいきりました。
「だが、赤堀鉄州という人形師は、この人だよ。きみの店へ配達をたのんだのも、赤堀鉄州だったね。」
「そうです。名まえはそうでしたが、そのときの人は、この人じゃありません。」
これで、赤堀老人のうたがいがはれたわけです。
「待ってくださいよ。これには、なにか深いわけがありそうですよ。」
老人は、しきりに首をふりながら、ゆっくりしゃべりはじめました。
「まあ、聞いてください。そのルミちゃんとかの人形を送ったのは、むろん、わしではありません。そいつは、わしの名まえをかたったのです。そして犯人はこのわしだと思いこませておいて、ほんとうのことがわからないうちに、わしを焼き殺そうとしたのです。
そいつは、わしがよいつぶれていたのをさいわいに、身うごきができぬようにしばっておいて、アトリエに火をつけたのです。そうだ。それにちがいない。そうして、わしが焼け死んでしまえば、死人に口なしで、わしが犯人だったということになって、じぶんには、うたがいがかからない。