Classici giapponesi con furigana
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まぐろにいわし
鮪に鰯
山之口 貘
Leggi 鮪に鰯 (まぐろにいわし) di 山之口 貘 (やまのくちばく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.107 caratteri · 54 schermate
自問自答
編棒
蕪の新香
ぷらすのお世話になることによって
いこおる二カ月ほどになるつもりなのかと
ぼくのところではそのことばかりを
考えないでは一日もいられないのだが
いつ引越しをするのかとおもうと
お金のかかる空想になってしまって
引越してみないことには解けないのだ。
自問自答
返したためしも
ないくせに
お金がはいったらこんどこそ
返そう返そうと
ぼくはおもっているのだが
つまりお金のない病気なのだ
それでたまに
お金を手にしてみると
ほっとしたはずみに
つい忘れるのだ
編棒
近所で噂の例のふたりが
そこにいてバスを待っているのだ
和製の女にしては大柄の女で
舶来の男にしてはまたこれが
まことに小柄の男なのだ
ふたりは向き合って立っているのだが
女はガムをかみかみ
編物に手をうごかしているところで
男はそれを見い見い
ガムをかんでいるところなのだ
しかしなかなか
バスは来なかった
そのうちに編棒の一本が落っこちて
ふたりは顔を見合わせたのだが
大柄の和製がその足もとを指さしたので
小柄の舶来は背をこごめたのだ。
蕪の新香
見おぼえのある顔だとおもっていると
芹田ですと来たのでわかったのだ
かれはいつぞや原稿の催促に