Classici giapponesi con furigana
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まぐろにいわし
鮪に鰯
山之口 貘
Leggi 鮪に鰯 (まぐろにいわし) di 山之口 貘 (やまのくちばく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.107 caratteri · 54 schermate
編上靴
初夢
汽車
のだが
もうその心配もなくなったのか
医師はいかにもせいせいと
そこに社会を
まるめるみたいにして
生えたばかりの
鼻ひげをつけていた
編上靴
それらの絵をとんちゃんが
一々指さしてきくと
ミミコがそれに答えて言った
これはときくと
ボウシ
それはときくと
ウサギ
これはときくと
タイコ
それはときくと
ヒヨコ
これはときくと
オクツ
そこでとんちゃんがミミコに
よしそれじゃそのお靴
なんという靴なんだいときくと
小首をかしげてつまったが
ミジカナガグツと言ってのけた
初夢
ことしこそはと
ぼくのみる夢
柿板葺の家を建てる夢
ひとまをこどもと女房の部屋に
ひとまはぼくの仕事部屋
ふたまもあれば沢山の
ぼくの家を建てる夢
生きたり死んだりをそこで
繰り返そうと
七坪ほどの
家を建てる夢
ことしこそはと
みるのだが
坪一万にみたところで
七万はかかる夢。
汽車
汽車はその発着に定刻があるのだ
定刻は即ち約束の筈なのだが
発車はたびたび遅れ
その到着もまた
遅れることたびたびなのだ
人々はそのためにそこに蹲まり
あちらに立ちつくしここにはしゃがみ
腕組みをしたり顎をなでたり
あくびをしながら重たくたむろして
遅れた約束を待ちつづけた