Classici giapponesi con furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
少年探偵団ばんざい
ここまでいえば、もうわかっただろう。ぼくは、きみの正体を見やぶったのだ。」
明智探偵は、水の中に首を浮かべているゴングの顔に、まっこうから懐中電灯の光をあてて、底力のある重々しい声で、さいごの宣告をあたえました。
「きみは怪人二十面相だっ! べつの名は怪人四十面相だっ!」
少年探偵団ばんざい
ああ、妖人ゴングが、あの怪人二十面相だったとは、その場にいあわせた中村警部も、あっとおどろいたほどですから、だれひとり、そこまで気づいているものはありません。それをすっかり見ぬいた明智は、さすがに名探偵といわなければなりません。
明智は中村警部に、二十面相を水の中から、ひきあげることをたのみました。警部は、防空壕の土手の下にいた警官たちを呼びあげて、犯人を逮捕するように命じました。
そのとき、警官たちにまじって、小さな人影が防空壕の上にかけあがり、明智探偵のそばによって、なにかささやきました。小林少年です。
明智は小林君の話を聞くと、ニッコリ笑ってうなずき、
「それはいい思いつきだ。きっと、そういうことがおこるよ。」
と、ささやきかえすのでした。
二十面相は防空壕の穴の外にひき出され、手錠をはめられ、三人の警官にとりかこまれて、グッタリとうずくまっていましたが、やがて顔をあげると、明智にむかって、なにかいいはじめました。