Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Leggi あさひの鎧 (あさひのよろい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.520 caratteri · 475 schermate

Aozora Bunko

「やむを得ぬ儀……」

とややあって仰せられた。

「八郎、彦七、では参れ。……しかし、玉置の荘司の態度に、疑がわしい節いささかなりとあらば、卑怯もない、臆病もない、ただ一散に引き返して参れよ」

八郎と彦七とは一揖し、小山を巡って姿を消した。

小山を巡って片岡八郎と、矢田彦七とは歩いて行った。

玉置の館へ近寄るにつれて、殺伐の気が感じられ、それが二人には気にかかった。

木戸まで来ると甲胄をつけた武士が、数人二人を遮った。

「これ山伏、どこへ通る」

「いや」

と片岡八郎は云った。

「われら事は大塔宮様家臣、片岡八郎と申す者、これにあるは矢田彦七、宮家よりの使者として両人参った。玉置殿に御意得たい」

すると武士たちは顔を見合わせたが、

「それ来たぞ」

「お知らせしろ」

「いっそここで……」

「いや待て待て」

などと、不穏の言葉を囁き合ったが、やがて一人の武士が館の方へ、金具を鳴らして走って行った。

「これはいけないな」

「ちと不穏だ」

八郎も彦七も不安を感じ、武士たちに警戒されている中で、声を忍ばせて囁き合った。

でも間もなく走って行った武士が、また急がしく走り返って来て、