Classici giapponesi con furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Leggi いやな感じ (いやなかんじ) di 高見 順 (たかみじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 292.113 caratteri · 587 schermate
それを毎日一回ずつ、二週間つづけるんだ。ケシ坊主の根もとから、だんだん頭の上にのぼって行く……」
こう言うと簡単だが、その傷のつけ方が素人にはなかなかむずかしいのだと砂馬は注釈をつけた。表皮に深く傷をつけると、ヤニが内部に流れて外に出てこない。ヤニをうまくふき出させるにはそれなりのコツがいる。その上、ヤニの採集中に一回でも雨に会うと、水が傷口にはいってケシ坊主が腐ってしまう。そうなるともうヤニは取れない。腐らないまでも実が固くなるとヤニの出が悪い。
「こうして採集したヤニを、今度は油紙に豆油をしいた上に流して、一寸ぐらいの深さにしといて、そいつを二日間直射日光に当てる。ヤニをかきまわしながら乾燥させると、アメのように固まってくる。これが阿片だ。太陽の熱が高ければ高いほど、だからかきまわす回数が多いほど、良質の阿片が取れる。このキのままのが極上の大煙――向うじゃ阿片をそう言ってるんだが、普通の阿片は四分の一ぐらい、リャオズ(料子)と言って混ぜものがしてある。この阿片を取るためにケシの種子をまくのは四月の末頃で、七月の中ごろから収穫がはじまって、八月には新製品が出回る……」